Sticker museum

    アイフォンのiMessage用「ステッカー」作品紹介と      「気持ちを伝える」ためのノウハウ集!

スタートアップ(4/5)

【ステッカーができるまでの手順】

 

 

スタートをしてから数ヶ月で、

全く分からない状態からでも「アイフォンのステッカー」を APP Storeで販売ができるようになりました。

 

 

コンピューターの知識は、普通くらいですが

何とかなるものです。

 

細かく書いていくと長くなってしますので、

行った手順を箇条書きで書きます。

 

 

何をやるにも要所要所は調べながら進めることとなるのですが、

全体の流れはイメージを持っておくと楽です。

 

 

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手順

 

■1:Appleが作っているMac OSX搭載のコンピュータを用意する。

 

なるべく新しいモデルの方が良いです。

古いPCだとAPP Storeに登録する時に必要なソフトウェア「XCode」が対応しないことがあります。

 

Macは決して安くは無く、またOSのアップデートも早いので、

「最新の機種の中でお買い得なモデルを選ぶ」のが結局一番お金がかからないように思います。

 

 

■2:PCをインターネットに繋げる。

 

インターネットに繋がっていないと当然「AppStore」にアップロードできません。

 

ちなみにアイフォン等のスマホを使った「テザリング」は、

詰まるところモバイルデータ通信なので「大きなデータ転送」は出来ないと思います。

 

Wi-Fi環境を整える事が必須ですね。

 

 

■3:「Apple developer program」に加入する。

 

年間99ドルです。APP Storeで販売をするために必要なライセンスです。

 

この金額を支払って続けて行きたいか、それを「投資」と考えて数年かけて形を作って行きたいと思えるか。

ここが「アイフォンステッカー作成」の参入障壁になっていると思います。

チャレンジャーが限定されるので、ここがグッドポイントです。

 

楽しんで続けられそうと思ったら進む、ですね。

 

 

■4:Illustratorなどでステッカーの画像データを作る。

 

大まかに「300pixel × 300pixel」くらいの画像データを20~40個くらい作成し、

一つの「ステッカーパック」を作ります。

 

出来上がった「pngの画像データ」は加工して、わかりやすくひとまとめにします。

01.png~40.pngのように連番にしておくと後で楽になります。

 

その他ステッカーパックの中身の画像データ以外にも、

「APPのアイコン」の画像を用意する必要があります。

 

 

■5:PCに「X Code」をダウンロード。

 

APP Storeで無料で手に入ります。

このソフトを使ってステッカーを作りますが、画像を「ステッカーパック」にする作業はほとんど自動でやってくれます。

上記の4の「画像データ」をドラッグ&ドロップするだけでOKです。

 

 

■6:自分のホームページを用意する。

 

ホームページは「Jimdo」とか「Wix」など無料のWEBサービスで作れます。

何はともあれ、開発者の「プライバシーポリシー」のページはAPP登録時に必須です。

なので無料のページでも良いので「サポートページ」を作ることになります。

 

 

■7:PC内でキーチェーンアクセスを使い「配布用の証明書」を作成します。

 

細かい話はさておき、どのPCで作ったアプリかを特定できないといけないという話しのようです。

Macで簡単に作れます。

 

 

■8:Apple developerのサインインページからアプリの各種設定を行います。

 

「developerのサインインページ」はApple内でアプリを販売する時に使う、

開発者専用のホームページです。上記の3で登録すると中に入れます。

 

ステッカーを作る時に「一番最初に行う基本設定」をここで行います。

 

 

■9:iTunes Connect でアプリの各種設定を行います。

 

iTunes & App Store」と繋がっている連絡通路みたいな場所です。

ここでステッカーの登録をします。

 

アイフォン内のApp Storeでアプリを入手する時、

 

アプリのスクリーンショットや説明文が記載されており、

それを見てアプリをダウンロードしようか参考にすると思います。

 

それらの情報はここで登録をすることになります。

 

 

■10:「X Code」で作ったステッカーパックの動作検証し、「iTunes Connect」に転送します。

 

ステッカーの動作検証をして、きちんとデバイス上で使えるかデータに問題がないかをテストします。

テストと同時にAPP Storeに掲載するためのスクリーンショットを撮っておきます。

 

検証が終わると「X Code」から「iTunes Connect」にステッカーデータを転送することが出来るようになります。

 

 

■11:最後に「iTunes Connect」からAppleに対し「審査のリクエスト」を提出。

 

審査を通過すれば、APP Storeで販売されます。

審査が通過しなかった場合にはAppleから「ここを直してください。」というお知らせが届きます。

 

Appleでの審査は通常24時間くらいで返事が来ます。

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ここまでがアイフォン のステッカーを提出するまでの一連の流れです。

 

 

上記の内容を休みの日にコツコツと行い、

 

私の場合にはスタートから初めてステッカーが売れるまで

半年くらい時間がかかりました。

 

あちこちで調べつつ進め半年かかってしまいましたが、

PCに慣れている人やセンスの良い人がやればもっと早く販売まで進めると思います。

 

 

繰り返し行い慣れれば「ステッカーのデザイン」以外の部分は

ルーティン作業なので簡単に出来るようになります。

 

 

次回は、

スタートアップの最後に「ステッカーが売れた時の感想」を書いて終わろうと思います。

 

ではでは。